211件目の区登録文化財

 五十嵐家文書と千川堤植櫻楓碑
  練馬区では、かけがえのない文化遺産を守り後世に引き継いでいくために、1986(昭和61)年3月に練馬区文化財保護条例を制定し、文化財の指定・登録を行っている。
指定・登録候補の文化財は、区が事前調査を行い、練馬区文化財保護審議会の答申に基づき、所有者の同意を得て指定・登録する。
なかでも特に価値が高いものが、指定文化財となる。
30年2月19日「五十嵐家文書」「千川堤植櫻楓碑(せんかわづつみしょくおうふうひ)」登録により、区の登録文化財は211件、そのうち指定文化財は46件となった。
「五十嵐家文書」の一部は、石神井公園ふるさと文化館で5月23日までの期間、特別展示を行っている。

【登録文化財】
有形文化財 五十嵐家文書=練馬区所有 所在地 石神井公園ふるさと文化館(石神井町5ー12ー16)土支田地域の五十嵐家に伝わる文書類で、1874(明治7)年から1964(昭和39)年まで119点の資料が現存する。大山・木曽御嶽・高尾山・成田の代参講、豊渓小学校、大泉学園都市分譲、東京市民農園など地域に関する資料が残っていたものが、練馬区に寄贈されて、石神井公園ふるさと文化館で所蔵している。
有形文化財 千川堤植櫻楓碑=宗教法人 浅間神社 所在地 浅間神社(小竹町1ー59)
1915(大正4)年11月に行われた大正天皇即位の大礼を奉祝して、千川上水堤に桜と楓を植樹した事績を記した碑。植樹後、千川上水堤は「新小金井の桜」と称される桜の名所となった。元は江古田駅南口交差点付近の千川上水沿いにあったが、第二次世界大戦後に浅間神社境内に移設された。

古民家で年中行事 4月8日までヒナマツリ

区民から寄贈された歴史ある雛人形を一挙に展示する古民家年中行事「ヒナマツリ」が、2月24日(土)から板橋区立郷土資料館(赤塚5ー35ー25)で4月8日(日)まで入館無料で開催中。
月曜休館(月曜が祝日の場合は開館し、翌日休館) 3月の節句はお雛様。女の子のいる家ではお雛様(雛壇)を数日前に出して飾り、3月3日の桃の節句当日は餅をついて菱餅を雛壇に添えていた。
また、お雛様は節句が終わるとすぐ仕舞い、仕舞うのが遅れるとお嫁に行き遅れるといわれている。
郷土資料館では、昭和47年に寄贈・解体移築された旧田中家住宅(平成8年度板橋区登録有形文化財)の有効活用の一環として「古民家年中行事」をおこなっている。
同館のある赤塚周辺はかつて、畑や田んぼの広がる農村地帯であり、そこでは季節を通して農民達によるによる素朴な『マツリ』が営まれていた。
1月のマユダマ飾り、3月節句のヒナマツリ、5月の端午の節句、7月のタナバタ、秋(年により9月か10月)のお月見、こういった昔ながらのマツリの雰囲気を現代の人たちにも感じ、楽しんでもらうために、古民家年中行事では、古民家(旧田中家住宅)にその時その時の飾りつけなどを施し、一般公開している。
その中でも「ヒナマツリ」は、区民をはじめ多くの来場者に好評の年中行事で、展示している人形の数などは年により少しずつ替えているが、ここ数年は内裏雛・段飾りとも4組前後を展示している。
今年の「ヒナマツリ」は、古民家に幕末から明治時代の内裏雛3組、昭和30年代のもの1組、大正時代の5段飾り1組、戦前期の段飾り2組を展示し、その他に資料館1階ロビーにも幕末から明治初期にかけての内裏雛1組と小さな段飾りを飾っている。
一部を除き、いずれも区民から寄贈された人形。